これから始めるクロスカントリースキー

クロスカントリースキーとは

2本の細長いスキー板に乗り、雪の積もった野山・平原を歩き、滑走するウインタースポーツです。
ゲレンデスキーのように斜面を下るだけでなく、平地・登りも体験でき、またポールを使う事で全身運動となり、健康づくりとしても効果的です。

走法とテクニック

クロスカントリースキーには大きく分けて、クラシカル走法(歩くスキー)とスケーティング走法の2つの走法があります。

クラシカル走法(歩くスキー) 両足につけたスキー板を、左右のスキーを平行に保ちながら交互に前後させて進む。
ゆっくりと歩き、簡単な健康づくりとして始めたい人向け。ノルディックウォーキングに近い運動になります。
スピードを追及したクラシカル走法もありますが、ここでは割愛します。
スケーティング走法 スキー板を逆ハの字形に開いて、片足で踏み蹴ってもう片方に乗り込み推進する。アイススケートの動きに似ている。
歩くスキーより運動強度が強い。最終的にスキーマラソン等の大会出場したい人向け。

一昔前は初心者=歩くスキーでしたが、現在ではスケーティングから始める方も沢山いらっしゃいます。
それぞれの走法で使う用具も異なってきますので、ご自分の目的に合わせて走法をお選びください。

走法による用具の違い

スポーツ店の店員に相談して選んでもらうのがベストです。
その際に歩くスキーをやりたいのか、スケーティングがやりたいのか、はっきりと伝えましょう。

■クラシカル走法(歩くスキー)

スキー 長さ 身長プラス20cm~30cm
種類 ウロコ付きスキー・ノーワックススキー
ポール 長さ 身長マイナス30cm~35cm
種類 重さが気にならない人はCODE 600
   ● クラシカル走法用のスキーは、スキー板の滑走面中央部がウロコ状になっている物、後ろに蹴る為の「止めワックス」塗らなくてもよい物です
   ● 軽いポールが良い人は カーボン素材が入ったCODE740,9PRO 辺りがお勧め
   ● ポールを地面に着いたときにポール上部が脇の下から肩口辺りに来る

■スケーティング走法

スキー 長さ 身長プラス5cm~15cm
ポール 長さ 身長マイナス20cm~25cm
種類 950、9PROがお勧め
   ● スキーは、スケーティング用と記載されたスキーをお選び下さい
   ● ポールの長さは、ポールを地面に着いたときに、ポール上部がアゴから耳の下辺りにくる程度

クロスカントリースキーのウェア

歩くスキー・トレーニング

オーバージャージと呼ばれるアウターを着用して運動するのがメジャーです。

   ● SoftSell生地の物が多く、暖かく、体も動かしやすいです
   ● ウインドブレーカーでも寒さが気にならなければ問題ありません
   ● ゲレンデスキー用のウェアだと動きにくいです
   ● グローブ・ニットキャップも忘れずに着用しましょう
   ● また、日差しの強いは雪目(目の日焼け)になる恐れがあります
   ● サングラスも着用を心がけましょう

スキーマラソン

ツーピースと呼ばれるレーシングスーツを着用するのが一般的です。

   ● 伸縮性の強いライクラ生地の物が多く、非常に体が動かしやすいです
   ● 生地が薄いため、極寒時にはオーバージャージで出場する人も多いです
   ● グローブ・ニットキャップも忘れずに着用しましょう
   ● また日差しの強いは雪目(目の日焼け)になる恐れがあります
   ● サングラスも着用を心がけましょう

クロスカントリースキー常設コース

用具がそろったら、実際にクロスカントリスキーを楽しみに行きましょう。
積雪の状況やコース整備の状況をご確認のうえ、お出かけ下さい。